ばんくすのブログ

香川県で遊戯王やってます。Twitterも是非フォローお願いします@alone1002

除去ガジェットでミラーマッチ

こんにちは、お久しぶりです。エビ中にハマってるばんくすです。
早いことにもう年末で今年も残すところ僅かになりました~。

最近、遊戯王プレイヤーの間ではゲートボール(過去の制限改訂とその当時のカードプールに合わせたデッキを構築して遊戯王をすること)という新しいやり口での遊戯王が話題になってますが、今回はゲートボールではなくミラーマッチ~除去ガジェット編~についてご紹介したいと思います!

除去ガジェット(通称・除去ガジェ)とは《グリーン・ガジェット》《イエロー・ガジェット》《レッド・ガジェット》を主軸にして後続を手札に作りつつ、その打点の低さを《地砕き》や《次元幽閉》などの除去カードによって補うデッキです。過去の環境でも頭角を現していて、デッキ自体は今から10年前の2005年頃に確立されています。  
またひとくちに除去ガジェと言われがちではありますが、王宮の弾圧でメタをする《弾圧ガジェ》にはじまり、フォッシルダイナパキケファロを搭載した《パキケガジェ》ストラクチャーデッキ登場後はマシンナーズをメインギミックに取り入れた《マシンガジェ》など様々な派生も存在しています。

今回は割と古い環境で猛威を振るった除去ガジェをベースにXYZと比較的新しいカードを取り入れたレシピを考えてみましたのでご紹介します。


f:id:Banks_Dr_69s:20151128012148j:image

・デッキ解説
・モンスター
6ガジェをベースにサイカリの要素とブレイカーを入れています。

サイバー・ドラゴン》はこのデッキ最高打点で戦闘だけでなく、フィールドの機械族を吸い込んで2000点以上に変換しつつ除去も行えるスーパーなカードでテンポを生み出す上でも大きな役割を持っています。

次に《死霊騎士デスカリバー・ナイト》についてですが、このカードは先述した《サイバー・ドラゴン》とは違って先出ししていく役割と後出しで後追い(後追いについては後で詳しく説明します)を崩す役割を持っています。

《魔導戦士ブレイカー》は主に罠を踏んだり、すべてのガジェに対して打点で優位が取れているのでガジェの戦闘破壊を狙っていく役割を持っています。

・魔法
《ナイトショット》《大嵐》
後ろを割るカードになります。ブレイカーと合わせてバック除去は7枚搭載。

《地砕き》《ブラックホール
こちらのカードは前のカードをどかすために入っています。除去の基本。

《強欲で謙虚な壺》
ターン中の特殊召喚制限が付きますが、3枚の中から1枚選んでピックできるのは安定したガジェにさらなる安定感を与えてくれます。

《月の書》《死者蘇生》
《月の書》は相手のカウンター付き《魔導戦士ブレイカー》を寝かしたり、《キメラティック・フォートレスドラゴン》狙いで出てきた《サイバー・ドラゴン》を寝かせらる除去カードとは使い方がひと味違うカード。
《死者蘇生》は説明不要のカードですね~。

・罠カード
《ダスト・シュート》
甲虫装機環境の頃までは環境でよく見かけた懐かしい1枚。
禁止カードにふさわしい効果を持ってます。

次元幽閉》《聖なるバリア- ミラーフォース -》
罠の除去カード。攻撃反応なので《魔導戦士ブレイカー》や《ナイトショット》で簡単に破壊されてしまいますが、伏せ除去のない状態でモンスターに当てれるとかなり強いです◎◎◎

《破壊輪》
こちらはフリーチェーンの除去カード。モンスター除去しつつ点数も稼げます。

《奈落の落とし穴》
召喚反応の除去カード。肝心のガジェには打てないので使いどころを考えたい1枚。

《神の警告》《神の宣告》
今でも現役の最強罠。説明不要ですね。

・エクストラカード

《キメラティック・フォートレスドラゴン》
サイバー・ドラゴン》を除去カードに変換できます。

《カチコチドラゴン》
2100点×2回攻撃の効果を持つカード。《サイバー・ドラゴン》は超えられない。

《イビリチュア・メロウガイスト》
初期のXYZモンスター。これまた《サイバー・ドラゴン》は超えられない。

《ガガガガンマン》
縦にすると4体融合で出てきた《キメラティック・フォートレスドラゴン》以外は倒せます。
横にすると800点与えてゲームを〆。

《ジェムナイト・パール》
素打点は最強。それだけ。

《No39 希望皇ホープ》
打点が2500としっかりしていてゲームを遅らせられる効果を持つ。

《ダイガスタ・エメラル》
リソースを回復できます。貪欲が入っていないので重要な役割を持ってます。

《発条機雷ゼンマイオー》
擬似月の書効果持ち。

《No50 ブラック・コーン号》
メインのモンスターなら全て処理しつつ1000点入れられます、強い。 

・サイドボード
どうでもいいんですが3×5にしてます。
今回はハイランダーヒロビミラーとは異なってマッチ戦想定でサイドボードを作ってます。

単純に伏せ除去として機能させるだけでなく、赤ガジェ横と見せかけられたり駆け引きも出来るカード。

《フォッシルダイナパキケファロ》
表になった時特殊召喚されたモンスターを全体除去できます。
特殊召喚封じは《サイバー・ドラゴン》→《キメラティック・フォートレスドラゴン》の流れを防げたり。

《エネミーコントローラー》
戦闘補助に加えて使い終わったガジェやブレイカーで相手のモンスターをパクったり、コンバットトリックに使える万能速攻魔法。

《収縮》
昔ながらの戦闘補助カード。《イエロー・ガジェット》も2400点まで処理できるように。

《落とし穴》
ガジェに打つと相手がアドバンテージ+1になるのでその他の9枚に打ちたいカード。
テンポを崩せるので序盤には重宝しそうです。

・プレイ編
   【同色追い】
ガジェミラーの同色追いとは

相手グリーン出してダイレクト→返しに自分グリーンで相打ち
相手レッド出してダイレクト→返しに自分レッドで相打ち
相手イエロー出して……

といったガジェットモンスターの交換を繰り返すことを指すのですが、これが成立すると先にガジェットをフィールドに出した側のプレイヤーがライフ的に優位をとることができるので覚えておいて損は無いプレイだと思います。例え同色追いが解決されたとしても相手に+でカードを消費させたり(こちらはガジェの召喚で+1枚のアドバンテージを獲得しているが、相手はガジェに加えて除去カードを要求される)相手のプレイの幅を意図的に狭められることが可能です。

アドバンテージを失うことなくこの同色追いを解決するカードがメインにあるガジェ以外のモンスターカードだったりします。

   【色の使い方】
ガジェットモンスターが初手に被った時などはステータスを気にして消費していくことが必要になります。

《イエロー・ガジェット》から動くと手札に《グリーン・ガジェット》を確定することができ、相手がどのガジェットを初動にしても戦闘破壊を狙えるメリットがあり、《グリーン・ガジェット》から動くとガジェット最高打点のためイエローとレッドから動かれても弱い動きにさせられ、グリーンを出されても同色追いを成立させられるメリットがあります。一方《レッド・ガジェット》は守備が15あるので裏守備で入られるとガジェットモンスターでは突破できなくさせられる+除去を打たさせるというメリットがあります。


今回はこのあたりにしておこうと思います。

皆さんもプレイング、アドバンテージの概念、ライフ、リソース管理など古き良き遊戯王の形を体現しているガジェットミラーを是非お楽しみください!

ありがとうございました!